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太子山(たいしやま)

聖徳太子を祀るのでこの名がある。聖徳太子が四天王寺建立にあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝にもとづき、他の山がいずれも松を立てているのに対してこの山のみは真木に杉を立て、その樹に小さな如意輪観音像を奉戴している。太子は少年像で右手に斧、左手に衵扇を持つ。前懸は緋羅紗地に阿房宮の刺繍、胴懸は金地孔雀唐草図のインド刺繍、見送は平成15年新調の波濤に飛龍文様錦織を用いる。角金具には立派な飛龍が飾られ、水引には濃紺の房付き網目のものが用いられ胴懸とともにエキゾチックな気分を加えている。宵山には聖徳太子にちなんで知恵がさずかるという「杉守り」「知恵のお守り」が授与される。この山には舞台裏中釣幕という懸装品があり、平成19年に新調されている。

Taishi means “crown prince” in Japanese. The figure on this float is Shotoku Taishi, the sixth century Japanese prince regent and prodigy, who wrote the first Japanese constitution. Also, it was under his rule that Buddhism was first promulgated and protected by the Japanese Government.
On this float, he is entering a forest in order to select the proper wood to cut for the temple which he has decided to build.
This float is unique among all the floats, as it had a cedar bough, instead of the usual pine bough.

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